甲州街道を車で走っていると調布インターチェンジの下(西調布入り口)の歩道にいきなり謎のお墓?があります。
近くで見てみると「道正塚」と書いてあります(お墓じゃなく塚でした)。
裏には昭和九年四月・・・と書いてあります。
ネットで調べても何だわからなかったので、文献を探してみました。
林望「東京珍景録」新潮文庫(絶版)
この塚が何であるかこの本に書いてあることをまとめると、
・調布飛行場に「道生塚」というのがあって、それは接収で飛田給駅近くの「道生神社」に合祀したが、道正塚との関係はわからない
・新田義貞軍と鎌倉幕府軍が戦った分倍河原の戦いで倒れた武者を祀った塚らしい
・または、康正元年の合戦の死者の無縁塚らしい
・昭和の初期頃に元あった塚を壊して、家を建てたところ、三人の不幸が出たので昭和9年にこの塚を建てたらしい
・実は、隣にある運送会社の敷地内にあったものだが、移動して今の場所にあるらしい
と、あの「道正塚」の正体はこんな感じです。
謎が何となく解けました。
よかった。よかった。
まだまだ、いろいろありそうです。
三鷹(調布)探索は続きます。